プロダクトエンジニア
原動力は「ものが動く感動」|新卒エンジニアが見据えるキャリア像とは
森谷 亮モリヤ リョウ
2023年 新卒採用
技術開発本部
大学では電気電子工学を専攻。大学時代にプログラミングと出会い独学で勉強を開始。その後エンジニア養成機関の「42Tokyo」に入学し勉強を続ける。大学卒業後、2023年4月にSATORI入社。
現在は技術開発部に所属し、「SATORI」本番環境の開発に向け研修中。
「ものが動く」感動をプログラミングに感じた
小さい頃から周囲の影響で物の組み立てや電子回路などを身近に感じていて、自分が設計・組み立てをしたものが実際に動くということに興味がありました。プログラミングについては知っていましたが、当時は電気回路やハードウェアの方に興味関心があり、大学では電気電子工学を専攻することにしました。大学在学中にプログラミング経験を積めるアルバイトを始めようとしたのがきっかけで、初めてプログラミングに触れたのですがその時に自分が書いたものが動くことに感動し、もっと知識を付けたいと思い勉強を始めました。
大学でもC言語についての選択講義があったため受講していたものの、文字列の出力や繰り返し制御など基本的なものばかりであったため、自分がいちばん興味を持っている「ものが動く」ということについての理解には物足りなさを感じ、大学2年の頃にサイトなどで調べて、まず入門書や参考書を購入して独学で知識を付けようと勉強をしてみました。しかし、参考書を読み終えても次に何を行うべきなのか、また本の内容から学んだことをどう使えばサービスを作れるかなどのプログラミングのアウトプットイメージを上手く想像できずできなかったこともあり、本格的に学習できる場所はないかと探し、「42Tokyo」というエンジニア養成機関へ入学しました。
「42Tokyo」では集中してチャレンジングな課題へ取り組むことが出来ましたし、何より現役のエンジニアや自分と異なるバックボーンを持つ仲間達と、サービスを作成したり、課題を進める過程で技術について気軽に深い会話が出来たことが良かったです。分からないことを仲間に聞いたり、時には一緒に調べてみたりと技術についてより深く知りたいという好奇心を大切にしながら過ごすことができました。自分なりに試行錯誤して「やっと出来た!」と思った課題を仲間がよりスリムで良いコードなどの高いクオリティでアウトプットしていたりすると、どのように取り組んだのか聞いてみることもありました。この頃から周囲とプログラミングというテーマを通して会話することが好きでしたね。また、自分が教えてもらうだけではなく、自分が学んだり調べたことを仲間に聞かれて教えるという場面も多くあり、人に教えることを通じて自分の学びがまた深くなることも実感し、そういった点でも成長出来ました。思い返すと、当時は1日中PCの前にいるくらいかなりのめりこんで作業をしていた記憶があります。
プログラミングの勉強を始めてから今まで、辛い苦しいなどマイナスな気持ちを持つことなくここまで来れていて、自分でも感覚的にしか分からない部分もあるのですが、振り返るとスクールで仲間と切磋琢磨出来る環境にいられたことも良い方向に影響しているなと思います。
マーケティングへの興味に後押しされSATORIの選考へ
プログラミングを始めて1年と少し経ったタイミングで就職活動を開始しましたが、自分はまだプログラミング経験が浅いため、フロントエンド、サーバーサイド、インフラなどのエンジニア領域について、どれが自分の本当にやりたいことなのか分からないと感じていました。そのため企業については①色々なことについて開発経験を積めること②まだ使ったことのない言語などを幅広く採用していて新たな知識が得られること③自分が興味を持てるような事業を行っており、その分野に関して楽しい気持ちで理解を深められることの3点を軸として説明会へ参加したり選考を受けたりしていました。
SATORIのことはエージェント主催のイベントで知り、興味を持ちました。イベントに参加した時はマーケティングという単語は知っていたものの、正直「何がどこまでマーケティングなのか…」とマーケティングに関する理解がしきれていない感覚もありましたが、自分は社内システムの開発などよりも、プロダクトとして世で使われているサービスに関心があり、「SATORI」がマーケティングオートメーション(MA)ツールとして提供している内容や機能が明確な点で比較的イメージを持ちやすかったこと、また採用担当からものが売れる仕組みなどの話を聞いて、具体的にどういうことをすれば売れるようになるんだろう?と興味を持ったことから、よりSATORIのことを知りたいと思って選考へ進みました。あとは友人と就職活動について会話をした際に「マーケティング、マーケティングオートメーションって面白そうじゃん!」と言われたことにも後押しされた気がします。
技術試験を通して社員が自分のスキルに向き合ってくれた
選考課題は正直、難しかったですね……!当時持っていた知識を全て使って取り組みましたが、自分の中でも得意不得意や特徴があると感じていました。以前からコードを書く際はそれぞれのコードの内容が明確になっていることや読みやすさについて意識していたものの、理想に追いついていない感覚も持っていたので。
技術試験後の面談で先輩社員からその点について的確なフィードバックを受けられたことで、合否を出すだけではなく、学生の強み弱みも客観的に捉え、今後のことも考えて接してくれるSATORIのエンジニアに魅力を感じましたし、選考体験の中でプログラミングスキルをより伸ばして行けると感じられたことが最終的な入社の決め手になりましたね。
あとは採用サイトに書いてあった「責任ある自由」という言葉にも興味を惹かれました。責任があるけど自由という特徴的な表現をしていたので、それってどういうことなんだろう?と純粋に気になりました。
開発メンバーから受ける前向きな刺激
入社してからの半年間は学びがとても多かったです。新しい技術など自分が知らなかったことについて理解を深められた時はとても楽しさを感じますし、上長との1on1や先輩・同期と今後学ぶべき内容を相談することも刺激になります。入社後、開発グループの知識習得の中でマーケティング関連の書籍を読み、自分が興味関心を持ったテーマについて発表する機会があったのですが、同じグループのメンバーでも着眼点や取り上げ方が多様ですごく自分の刺激になりました。
あと、「これ聞いて平気かな?」が無いのは大きいです。私が所属する開発グループは初歩的な質問でも自分なりになぜ分からないのか説明すれば丁寧な回答を貰える環境があるので、質問すること自体への心理的ハードルは低いですし、自分的には居やすい環境だなと感じています。リモートワークでもチャットや通話で会話して、疑問をため込まないように意識できていますね。
社内研修を経て、よりSATORIに惹かれた
他部署との関わりでも今後に繋がる経験が出来ました。社内研修でフィールドセールスグループの研修に参加した際、先輩社員から「この時間はセールスの業務を覚えるのではなく、自分の業務に持ち帰って活かせることを習得するという目的を持って参加して欲しい」と言われたことで、目的意識を持つことの大切さを実感しました。研修は受けた質問に対して、自分が答えた内容の理由を深堀りされるという形式だったので、自分の中では想いを持っているけれど相手に正確に伝えきれないことを改めて実感し、言語化スキルを磨く必要性を感じました。
実際にその後の開発グループの定例ミーティングなどにおいて、研修の経験を活かして「なぜこの業務を行うべきか?」を意識してメンバーと会話出来るようになったと感じますし、業務を行う上で思考が拡散してしまった時も目的へ立ち返って収束し結論を出すことが出来るようになったり、逆に視点が偏った時に一歩引いて俯瞰で物事を捉えることも心がけるようになりました。セールス研修は、その後に活きる様々な気付きを得られた経験でとても新鮮でした。
またその他研修の一環で契約サポート関連の業務も行ったのですが、私が所属する開発グループだけでなく、「SATORI」を利用するユーザーの皆さんの成功を支援するために社内には様々な役割を持った部署があり、社員全員が協力していることを実感出来たので、今まで以上にSATORIという会社や働く人にも惹かれました。
エンジニアとしてできることを増やし、事業に貢献したい
今は日々色々なことを学んでいる途中なので、エンジニアとして、ビジネスパーソンとしてこうなりたいという明確な目標は持てていませんが、先輩社員や同期などと関わることで周囲の力を借りつつ、自分から積極的に学び進めることで実績や知識・経験を積んでいきたいと思っています。「SATORI」についてもまず既存の機能を十分に理解し、その上で新機能の提案が出来るようなスキルを付けたいですし、将来的には今後組織や事業規模が大きくなることで予測される状態を踏まえた機能提案も出来るようになっていきたいです。
そのために今の「24か月キャリアプラン」には、この言語なら誰にも負けないという実績を何個もつくること、言語特性を理解して自分達の目的に合った言語選定や検討が出来るエンジニアになることを掲げました。そのために日々の自己研鑽、先輩社員との関わりを大切にしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
現在募集中の職種については「募集要項一覧」からご確認ください。
※所属組織の情報は記事公開時点のものです。