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SATORIが全社導入している「スクラム」を紹介します!

こんにちは!SATORI採用グループ星田です。

突然ですが、あなたは「スクラム」という業務の進め方をご存じでしょうか?
SATORIでは全社でスクラムを導入することで、適切なタイミングで顧客へ価値提供出来る組織を目指しています。
私自身も入社するまでスクラムについて深く知らなかったのと、「それってエンジニアの開発手法でしょ?私たちには関連が無いんじゃない?」という認識を持っていました。
しかし手法を知り、業務に取り入れると数多くのメリットがあったので、スクラムを知らない方にこそ是非最後まで読んでいただきたいです。

今回はスクラムという手法の概要とメリット、そしてSATORIにおけるスクラム運営をお伝えします!

スクラムとは

スクラムとは ソフトウェア開発手法のひとつで、チームが一丸となって迅速に開発を進めるための方法論をまとめたものです。簡潔にまとめると、「チームや組織における業務遂行の型」と言うことが出来ます。

なぜSATORIがスクラムを取り入れたのか

SATORIはThe Model*1 型の組織運営を行っています。

*1The Model:営業プロセスを段階で切り分けたもの。
SATORIでは大きくマーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスの4部門で組織を編成しており、従来の営業部という大きな組織と比較して母数・成功率・ゴール達成率の計測が行いやすくなったためスピードを落とさずに営業課題を抽出することが可能。

The Model型を取り入れたことで部門間連携はもちろん、各組織において目標を達成するために自律的な組織運営が求められるようになったこと、またMAツールの提供を行うSATORIにとっていちばん大切なのは「顧客への価値提供」であるため、顧客の価値を最大化させながら組織が主体性を持ち行動出来る仕組みを取り入れたいと考えていた時にスクラムという手法に出会いました。
SATORIが感じるスクラムのメリットは大きく分けて以下4点あり、これらの特長とSATORIが目指す組織運営の姿が近しいと感じたため、スクラムを導入し現在に至ります。

①柔軟な計画変更が可能
②課題や障害事項の早期発見ができる
③工数の見積がしやすい
④作業を効率的に行える

SaaS企業は日々変化する顧客要望へ対応出来る組織運営を求められますが、スクラムを導入することで変化の激しい時代へ柔軟に適応し、効率的な価値提供ができる仕組みを本格的に取り入れている企業だと言うことが出来るのではないでしょうか。

全社でスクラムを導入するメリット

前述の通りスクラムとはチームの最小単位ですが、組織はScrum@Scale(スクラムアットスケール)という縦の階層のつながりで成り立っています。係・課・部と組織構造が広がって行くイメージです。
中心の経営陣が所属するメタスクラム*2 には全社の障害報告や共有事項が集合する仕組みになっているというメリットがあり、反対に各部署のスクラム目線では他のスクラムや上層部に障害報告という形で部署横断の相談がしやすいというメリットがあります。

*2メタスクラム:全社の各スクラムを俯瞰で見る役割を持つ組織。

スクラム内のメンバーの役割

スクラムではメンバーそれぞれが役割を持って業務を進めるという原則があり、組織の役割は以下の3つで構成されています。

◆プロダクトオーナー(以下PO)
└スクラムの成果物(インクリメント)に責任を持つ
◆スクラムマスター(以下SM)
└スクラムの業務進行に責任を持つ
◆開発者
└スクラムにおいて実務のメインを担う

※POとSMはスクラムに1人ずついる必要があり、開発者は複数名でも問題ありません。
※PO・SM・開発者は役割により主務が異なるのみなのでスクラムの成果物については全員が責任を持ちます。

それぞれの役割に共通するのは「顧客に素早く成果物を届けるために業務を行う」という目的。成果物により利益を得る顧客に最適なタイミングで価値提供をするという考えがベースにあります。

POはインクリメントの受け取り手である顧客のニーズを的確に把握し、一定の期間(以下スプリント)でどのような価値提供を行うか決定する役割があり、業務を進める上で障害が発生し想定通りのリリースが困難になった場合は創出する成果目標の調整も行わなければなりません。

またPOがスムーズな意思決定を下せるように日々業務進捗の管理を行うのがSMです。
スクラムにはイベント(規則的なミーティング)が複数あり、障害を取り除き各イベントのファシリテートを行うのがSMの重要な役割と言えます。

そしてインクリメントを創出するために必要な開発者。この役割の社員はPOやSMに業務工数(所要時間)を伝えるという重要な役割を担います。開発者の見積りによってPOやSMはスプリントでの取り組み範囲を決定するので、開発者における業務見積りの熟練度が上がると最適なインクリメントの提供が可能となります!

全社スクラムを導入するSATORIで身についた力

ここまでスクラムの特長やSATORIで導入するメリットについてご説明して来ましたが、この記事を書いている私の実体験を含めいち社員として「スクラムを全社導入している企業へ所属するメリット」が何なのか、改めて考えてみました!

①情報共有能力が身についたため業務を抱え込まず、周囲と協力して進められるようになる

スクラムはチームで成果を顧客へ提供して行くため、業務遂行の上で障害となる事項は素早く取り除かなければなりません。以前は相手の忙しさを伺ってしまいエスカレーションの際に遠慮やタイミングを見てしまう時がありましたが、自然と必要な場面での情報共有と「共有・相談・依頼のどの性質の話題なのか」を判断出来るようになりました。

②他部署への相談がしやすくなる

これまで所属していた会社では自分が所属していない部署への相談は一定のハードルがあり、相談しづらいことがあったのですが、SATORIでは違う業務をしていても進め方は同じ。つまり障害事項としてエスカレーションされる内容の重要度が高いという共通認識があるので質問しやすくなりましたし、自スクラムのために相手に何を対応して欲しいのかという観点で内容を簡潔にして依頼を行うことが可能になりました。

③計画変更に対してスピードを落とさず柔軟に対応することが出来るようになる

事業計画が変更となった、人員が変わったなど不測の事態に対しても「顧客に成果物を提供する」ことは変わらないので、変化が起こった時も適切な目標再設定やタスクのメンテナンスを行う習慣が身に付いたと感じています。

このように多岐に渡る特長や魅力を持つスクラム手法を導入しているSATORI。
今後も、社内でどのようなスクラム運営を行っているのかについてレポートできればと思っています。お楽しみに!


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