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働き方・制度

メンバーの9割以上リモートワーク。コミュニケーションできる場を考えてみた

2021年度、第1回目の採用ブログ!

今回は3月に実施した新たな取り組みをお届けします!

リモートワークが進む中、通勤時間や会議室への移動時間など無駄な時間が無くなり業務効率が上がったという意見を聞く一方で、コミュニケーションが取りづらく、業務にマイナスな影響があるという声もあります。

社内で起こるコミュニケーションとは、報連相・起案・議論・決議、雑談があり、リモートワークとなり大きく変わった事は『雑談を含むコミュニケーション』の時間が減った事ではないか?業務を依頼する際の心理的ハードルを下げるであったり、仕事を円滑に進めるために『雑談』は必要であったのではないか?という仮説のもと、採用グループ×メンバーサクセスグループで取り組んだ施策を紹介させていただきます!

コミュニケーションに求められている事の仮説とフィジビリティー

SATORIでは2020年3月末から基本リモートワークとなっており、その後一度も出社していないメンバーもいます。
そんな中、非対面コミュニケーションによる弊害がでてきているのではと考えていました。

そこで、社内コミュニケーションに於いてメンバーが何に困っていて、何を求めているのか。
マネージャ陣へのヒアリングも得て、以下仮説をたてました。

▼仮説:雑談に求めている事は以下3つ
仕事の精度の向上(相手にどのような言い方や提案の仕方をすると円滑に仕事が進むかを知る)
心理的ハードルの低下(自分から業務に関するコミュニケーションを仕掛けること自体の心理的ハードルを下げる)
単純にメンバーと仲良くなりたい(尊敬できる人、面白い人と仕事ができる楽しさ、会社への愛着心の醸成に繋がる)

こちらを踏まえ、3月、4つのコミュニケーション施策にフィジビリティー(※1)として取り組みました。

※1「フィジビリティー」:事業計画やプロジェクトの実現可能性を多面的に検証すること

実施したコミュニケーション施策
(1)自習室設置:テーマを決めた部屋を設けて、自由に入退室ができる環境を用意
(2)●トリ講座:○○さんの●トリ(マルトリ)講座!
(3)自由飲み会:Q締め会の後、任意参加のテーマ別自由飲み会ルームを用意
(4)パネルディスカッション:グループ長以上のメンバーによるパネルディスカッション

コミュニケーション施策実施の様子をご紹介(2つの施策を具体的にご紹介!)

4つのコミュニケーションを実施した中で、自習室設置と●トリ(マルトリ)講座とを具体的にご紹介します。

自習室設置

こちらは、事前にメンバーへ参加したいと思うテーマを募集し、
時間帯はランダムに、【①業務系②プライベート系】の2軸テーマで自習室を設置しました。
一番参加率が高く、盛り上がったテーマは【自社プロダクトついて議論する部屋】でした。
フィールドセールスメンバーとカスタマーサクセスメンバーで議論が盛り上がり、セールス現場からのリアルな意見や、各Gでの取り組みや考え等を知ることのできる有意義な場となりました!

一方で【飼っているペット自慢部屋(見る専参加OK)】の雑談ルームもありました。

お気づきの方はいますでしょうか…左下は我らが誇る開発部長の池上さんです。
実はディズニーが好きだとか♪
その他テーマの自習室の中でも、業務の中では知ることのできない一面が垣間みえました!

~実際に実施してみて~
■プラス意見
・なかなか普段お話することのできない立場や部門の方のお話を聞く機会が持てたこと。
・他Gのメンバーと接点が持てたため、何をしているのかが明確になったので大変プラスになりました。 

■その他の意見
・何をしているのかが不透明で参加しづらい。
・お話したいなと思いつつ、参加するためにリソース割くか迷う緩さではある。
・主旨が事前に把握しきれていなかったところがあり、優先度が上がりませんでした。

■主催者側の反省点・気づき
・参加メンバーに偏りが発生した。
・入退出自由と事前共有しているが、一度入ると途中退出しにくい強制感があるのではないか。
・プライベートなテーマより業務に関わる内容で具体的なテーマの方が需要が高く、場も盛り上がった。

マルトリ講座

まず、「マルトリ講座」とは?

社員から選出された先生からコツや知見を聞いて、自分に「取りいれる」ための講座です。
こちらは、社員に普段から「話を聞いてみたい」と思う人を、アンケートで選んでマルトリ先生として全4回、4名のメンバーに講師を依頼し開催しました!

普段の生活に於けるインプットとアウトプットのルーティンについてや、各グループの普段見えないお仕事や業界の裏側の話、
『実は収集癖があるんです…』というプライベートなお話まで、前のめりで聞いてしまう話ばかりでした!
大学で神経科学研究をしていたフィールドセールスの小野里さんからは、『速思考と遅思考』についての講座がありました。
とても興味深い話だったので、一部抜粋してご紹介します。

プロ(専門性が高い者) になればなるほど、当たり前の動作となり脳を使わないため、速思考と遅思考の併用 ”並列思考” が可能になるそうです。
これは営業に置き換えると、顧客の1つの質問や仕草、呼吸などから複数の可能性を想定し、トークを展開していくことが可能でセールススキルの一つになるとか!
これは、努力でレベルアップできるそうです。

SATORIには、珍しいご経験を持っている者も多いので、他のメンバーの講座も聞いてみたいです!知られざる一面を知れてとても良い機会でした!

~実際に実施してみて~
■プラス意見
・講師の普段知ることのない一面を知れたため。またビジネスに役立つ知識が得られたため。
・オフィスで立ち話もできる環境もなく、飲み会などもないため、メンバーの人となりを知る機会がなかった。そのなかでメンバーの歩んできた人生や得意なことなどを知ることができ大変有意義だった。またマルトリでの質問を通じてコミュニケーションを取ることもできたためよかった。
・雑談に近い話が聞けて楽しかった。また意欲に繋がる話も聞けて良かった。

■その他の意見
・ふだん登壇したりしないような人の話を伺いたいな、とも思いました。
・30分くらいのショートver.だとより参加しやすいです。
・参加型よりも配信(ライブ配信のような)の方が参加しやすいと感じた。

■主催者側の反省点・気づき
・ファシリテーターを設定しておらず、講師が話を進めていくため雑談が生まれにくい。
・一部メンバーはカメラオフで参加のため、反応が見えづらい。

実施後アンケートをとってみた

1ヶ月のコミュニケーション施策を得て、全社向けにアンケートを実施しました。

~アンケート結果~
【1】コミュニケーション施策に対する満足度は1~10の内どれですか?(10:最高点)  
┗平均 6.7
・8名:1~4
・33名:5~7
・29名:8~10
※アンケートのコメントから、不参加のため[5]を選択しているメンバーも多いことが分かっています。
【2】『話しかけやすい、相談しやすい』など、仕事がしやすくなるメンバーは増えましたか?
・19%:増えた
・61%:変わらない
【3】業務に於いてプラスになりましたか?
・62%:大変プラスになった・プラスになった
・21%:変わらない
【4】メンバーと仲良くなれましたか?
・24%:大変仲良くなった・なかよくなった
・57%:変わらない

マルトリ講座とパネルディスカッションは、【参加したい(参加したいができなかった)】と回答したメンバーが9.5割となり、嬉しい結果となりました!
一方で、自由飲み会と自習室に関しては、『参加したいが、できなかった』という意見が7割弱あり、ここは不参加理由をパターン化して、改善に繋げていこうと考えています。

おわりに

『雑談』は『仕事がやり易くなる 自分に対する印象や評価を変える 新たな化学反応が生まれる、表情や気持ちが明るくなって、人生が充実しているように感じる』と、様々な可能性を持った大切なコミュニケーションだと考えています。

コミュニケーション施策を実施してみて、メンバーは業務以外に於けるコミュニケーションの場を必要としており、実際に【業務にプラスに働く】や【メンバーを深く知る】ことに対して、一定の効果があると分かりました。
一方で施策は全て【任意参加】での開催としており、「参加したくてもできない」、「業務外のため優先度が低い」といった意見が多くありました。

今後、開催時間のバリエーションを増やすことや、『参加したい!』『自身にとってプラスになるから参加しよう』と思ってもらえるようなコンテンツや進行方法へ改善をすることで、継続実施していきたいと考えています。

SATORIは「24か月後のキャリア」を作り上げる会社です。
採用グループとしては、そのための基礎となるコミュニケーション活性化に、これからも取り組んでいきます!!


※記事の内容は2021年4月現在のものです。

※出社形態など変更している可能性がございます。最新情報については募集要項をご確認ください。

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